こんばんは、野村香英です。
最近読んだ本の中に、
「母さんがどんなに僕を嫌いでも」
という、超号泣してしまった本があるのですが、
それがなんと映画化されるそうです〜。
主演は太賀ということで、
演技もすごく上手なので期待大でございます。
楽しみが1つ増えたー!
この「母子関係」の問題は
カウンセリングでもよく扱うテーマの1つです。
今日はお母さんとの関係が恋愛に及ぼす影響について。
小さな子どもはみんなお母さんが大好きですね。
私も一昨年、初めて人のお母さんになりましたが、
ママラブ!ママ大好き!
という何の怖れも感じさせない大胆な表現に
毎日ニヤついています。
しかし思春期になると大抵の人は
反抗期を迎えて親から離れようとします。
これは至って健全なことです。
反抗期をもって
べったり母子癒着していた関係性から独り立ちするのです。
そして自分の人生を歩んでいきます。
でも、反抗期がない場合や母親が過干渉の場合。
親とずっと一緒に暮らしていて境界線があまりない場合は、
大人になっても
お母さんの感情に振り回されてしまうことがあります。
これを「母子癒着」といいますが、
「母が落ち込んでいると私も悲しくなる」
「母が怒っていると私も機嫌が悪くなる」
といったような感じで
私とお母さんの感情や思考が一体になってしまっているのです。
お母さんはお母さん
私は私
という考え方ではなくて、
お母さん=私
になっているのです。
これは母親と友達親子のような
とっても仲のよい母娘にも同じことが言えます。
本来であればパートナーが横にいるはずなのに
パートナーの位置にお母さんが君臨しているので
なかなか彼氏ができなかったり
男性とお付き合いができない、というケースも多々あります。
お母さんのお眼鏡にかなう人を
無意識的に選ぼうとしてしまったり、
基準がお母さんになっている場合もあります。
母子癒着は、とても境界線が曖昧です。
その関係性を物や人に転移してしまうのです。
※過去に書いたこちらの記事も参考にしてみてください↓
「人との距離感がわからない、バウンダリーの問題」
例えば、
「自分と他人との間の距離感がよくわからず、
距離を詰めすぎてしまって依存してしまう」
「他人をコントロールしてしまう」
などなど。
自分と人との間にある境界線が
よくわからなくなってしまうんです。
その結果
依存しすぎたり、距離感が詰められなくて
恋愛がうまくいかない‥
というケースはとても多いのが実際です。
あなたの恋愛がうまくいかないのは、
お母さんが悪い!お母さんのせいだ!
というわけではありません。
ただ、大人になっても
母親の感情に必要以上に振り回されてしまうのは辛いもの。
もし、
人との距離感がうまくつくれない
お母さんの感情に振り回されてしまう
恋愛がいつもうまくいかない
などの場合は、
ちょっと母親との関係性を
この機会に振り返ってみても良いかもしれませんね。
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