こんばんは、心理カウンセラーの野村香英です。
お久しぶりのブログとなりました!
みなさまお元気でしょうか?
さて今日は、
恋愛や夫婦関係で「我慢する」よりも、
100倍大切なことを書いてみたいと思います!
恋愛でも夫婦関係でも「我慢」は必要ない、ということ。
恋愛でも夫婦関係でも、
なんなら全ての対人関係においてですが、
「自分の思っていることや、言いたいことを我慢する」
必要はありません。
我慢や忍耐から生まれるものって
ストレスかすれ違いのどちらかだと
私は感じています。
我慢や忍耐は愛にはなりません。
歪みや溝を生んでしまうだけで。
過去の私の話ですが、
とても好きな彼がいました。
結局のところ
「他に好きな人ができた」
と言われて振られたという、
衝撃的な結末を迎えましたが(今では笑い話)、
私はいつも
言いたいことや思っていることを
「我慢」していました。
本当はもっと逢いたい
本当は私は強くない
本当はもっと甘えたい
「けれど、もっと逢いたいなんて言ったら資格試験の邪魔になるんじゃないか‥」
「私の弱みを見せたら彼の重荷になるんじゃないか‥」
「甘える私を見せてドン引きされたらどうしよう‥」
と思っていたので、
本音はずっと心の奥に閉まったまま。
そして長く付き合った末に振られたのですが、
「かえちゃんはいつも前向きだから、一人でも大丈夫だよね」
と言われましたー!!
全然大丈夫なんかじゃないんですけどね。
振られたあと、
もう何も手につかなくなって、ずーっと引きずりました。
言いたいことを言わず、
伝えたいことを伝えず、
我慢や忍耐が
自分や相手のためだと思っていた。
私が我慢をすることで
2人はきっとうまくいくと思っていた。
けれど、それは大きな間違いだったようです。
本当は弱くてもろくて、
色々気にしちゃう私がいるのに、
言いたいことも思っていることも我慢して
前向きな仮面を被っていただけ。
前向きだったら好かれる‥
というのも勝手な幻想だった
ということに気付きました。
「我慢」がパターン化されていた私の生い立ち
私の場合ですが、
「彼に思っていることや言いたいことが伝えられない」
というのは、
私の生い立ちが関係していました。
私は親に自分の思っていることを言うとか、
言いたいことを遠慮なく言うとか、
そういうことを
してこなかったんですよね。
実は
恋愛のパターンというのは
親との関係性のパターンと似る傾向にあります。
うちの親は私が小さい頃、
まぁとても厳しい親でした。
情緒的交流よりも
「テストの点数が何点か」という会話でしたし、
とにかく優等生でいることを期待されていました。
中2くらいまでは超絶優等生だったのですが、
思春期に入ってから
ちょっとありえないくらい爆発しましたが‥(汗)
親に言いたいことを言う=きっと怒られる
親に思っていることを言う=きっと否定される
その怖れを小さい頃から
ずーっと意識でも無意識でも抱いていたので、
彼に言いたいことを言う=きっと嫌われる
彼に思っていることを言う=きっと彼は引いてしまう
という方程式が
心の奥で作られていたのです。
だから、言いたいことや思っていることは
自分の心の奥に閉まって
「我慢」を選ぶ。
ということを、
私は無自覚でずーーっと繰り返していたのです。
私のようなケースは、
実際にカウンセリングをしていても
とても多くお話しを聴きます。
もしかしたら、
言いたいことを言わず
思っていることを伝えず
「我慢」をいつも選んでしまっているのは、
幼い頃からの親とのパターンを
無自覚に恋愛や夫婦関係で
再現しているのかもしれません。
でも!朗報です!
無自覚で作り上げたパターンは
変えることができます(*^^*)
なぜなら、
私も変えることができたし、
今まで関わってきた
多くのクライアントさんも変わっていったから。
自分の無自覚の苦しいパターンを変えるためには、
「我慢」を選んでしまう理由に、
まず気付くことが大事です。
恋愛や夫婦関係で
「いつも我慢」を選んでしまう理由があるとすれば‥、
それは一体なぜだろう??
という視点をもってみることです。
そしてここからは
面談カウンセリングでしか扱えない領域ですが、
心の中にいる
縮こまって怖がっている私
を、自分の手で救い上げていきます。
我慢をいつも選んでしまうのであれば‥、
必ず心の中に「傷つくのを怖れている私」がいます。
その私を一人ぼっちにしないで、
自分で包み込んであげることができれば、
無自覚に作り上げた
苦しいパターンから必ず解放されていきます。
もし良ければ、
一緒にトライしていきましょう。
ここからが本題!我慢よりも100倍大切なこと。
恋愛や夫婦関係で
我慢よりも100倍、大切なこと。
それは、
「言いたいことをどう表現するか」
「思っていることをどう伝えるか」
です!!
言いたいことを我慢したり
思っていることを我慢しても、
良い結果は生まれない
と私の例を出してお伝えしましたが、
言いたいことを何でもかんでもぶっちゃける
思っていることを感情とともに相手にぶつける
のが良いというわけでもありません。
言いたいことや思っていることを
自分の怒りの感情とともに
「攻撃」という形をとって伝えても、
相手に伝わるのは
あなたの「圧」のエネルギーだけ。
圧のエネルギーは大きいので、
「あなたが怒っている」ということは伝わりますが、
「なぜ怒っているのか」までは届かないんですよね。
だから同じことの繰り返しになっちゃう。
それではもったいない!
我慢せず上手に
言いたいことをどう表現するか、
思っていることをどう伝えるかですが、
「省かない!」
ということが大事です。
今までカウンセリングでも
色んな人にたくさんお伝えしてきましたが、
多くの人はコミュニケーションで
自分の気持ちや言いたいことを
「省きすぎ」なんですよ〜!
例えば、「もっと逢いたい」という気持ち。
でも彼は仕事で忙しそう。
誘うのも悪いかな‥と思っていたとします。
「もっと逢いたい!」だけLINEで送っても
言葉にしても残念ながら伝わりません。
肝心な「なぜそう思うのか」か
あなたの感情の部分がないからです。
人は感情で動く生き物です。
感情が伝わらないと、
人の心は動きません。
もし「もっと逢いたい」と思うなら、
・なぜもっと逢いたいのか
を自分の感情とともに伝えることです。
省かないで、全てです。
「あなたのことが好きだから逢いたいんだけど、金曜日とかどうかな。けれど、仕事で忙しそうだし無理はしてほしくないんだけど、逢えたら私はめっちゃ嬉しいな。」
このように自分の感情や
気持ちを省くことなく、伝えること。
もし彼に対して不安や心配があるときも一緒です。
なぜ不安や心配になるかというと、
彼のことが好きだからですよね(*^^*)
不安や心配も隠そうと我慢しないで、
「あなたのことが好きだから、不安になってしまったんだ。もし◯◯してくれれば(こうしてくれれば)、私は嬉しいな」
ということを伝えます。
「そんなに自分の気持ちを伝えて重くならないですか?!」
と感じる人もいると思うのですが、
一番相手に重いと感じさせる行為は
我慢しきれず爆発してしまうことです。
言いたいことを我慢し続けていると、
どこかで爆発する可能性があります。
キー!っとヒステリックになって怒ったり、
理由も言わずに泣いたり、
不機嫌になって態度で相手にわからせようとしたり。
こっちの方が、
自分の気持ちを省かないで伝えるよりも
100倍重さを感じさせてしまいます。
言いたいこと・伝えたいことは、
「自分の感情や気持ちを省かない」。
今まで見てきたクライアントさんで
うまくいっているカップルは
女性の方が少しリードして、これを実践しています。
私も夫と13年以上一緒にいますが、
今もめっちゃ好きな理由は、
きっと省かずにコミュニケーションを心掛けてきたから。
(もちろんケンカも全然するけどね〜!)
とっても大事なことです!
できればトライしてみてくださいね。
そして
「我慢や忍耐」よりも
「どういう風に表現して2人の愛を深めていくか」
を見つめられる、
そんな私になっていきましょう。
大丈夫、
最初はうまくできなくても◯!
トライしようとした気持ちだけで満点です。
最初からうまくできる人は
きっと神様くらいだと思います。
もし良ければ、
私と一緒に「我慢力よりも表現力」を養っていきましょう。
そのために「自分の感情」や
「自分が本当はどうしたいのか」など、
自分の本音や気持ちについて
心と向き合ってみるのもベストです。
少しでも、あなたのお役に立てると嬉しいです。
いつも応援していますね。
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