自分を大切にする心理学

燃え尽きてしまいそう~エンジンがかからないときは~

お盆休みが終わりましたね。
月曜日からいつものように会社に出勤、という方は多いのではないでしょうか。

 

ゴールデンウィークやお盆休みのような大型連休の後って、なかなかエンジンがかからない。
やる気がでない。なんならもっと休みたい。何もしたくない。
そんなあなたへ。

 

***

 

こんにちは、野村香英です。

 

昔、仲の良い友人から、『ずっと動き回っていて、止まることができないって水族館にいるマグロみたいじゃん』と言われたことがあります(笑)
(すっごい良い表現だな、と感心しました)

 

私自身、1度止まってしまうとやる気がなくなるのが怖くって、なかなか休めない時期がありました。
それでも大きな休暇がやってきて終わる頃には、もう何もかも面倒くさくなる…というパターンです。

 

今振り返って思うと、【燃え尽き】に似ているなぁと思います。

 

燃え尽き症候群という言葉がありますが、やる気を高く保っていたり頑張って走り続けてきた人が急に無気力になったり動けなくなったりすること。
エンジンをフル回転させて走り続けてきたけど、休みがあると緊張の糸が切れてしまいガス欠状態になる、ということは決して珍しいことではなく、よく聴く話しです。

 

そして、このような状況のときに、人は『頑張れない自分』を責めてしまうことが多いのです。
周りと比べて焦ったり、もっと頑張らなきゃと自分にムチを打ったり…。
これでは悪循環にはまってしまいます。
ガス欠の状態で無理やり車を走らそうとしているようなものです。

 

まず気付いてくださいね。
だって、こんなにやる気がなくなるまで知らず知らずの内に頑張ってきたことを。
もう動けないと思うくらい頑張ってきたのです。
何もしたくないと思うくらい、ストレスを抱えて頑張ってきたのです。

 

あなたが思っている以上に、あなたは頑張ってきたのですよ。

 

まずは『こんな状態になるってことは、頑張って走ってきた証拠なんだな』という事に気付いてくださいね。

 

以前に敢えて頑張らない勇気をもつ、というタイトルでブログを書きましたが、そこに「続けることは闘いなんだ」と書きました。
日々色んなことがある中で同じことを続けるということは、とても凄いことなのです。

 

もし今、あなたがエンジンがかからない状態なのであれば、これ以上自分にムチは打たないであげてくださいね。
走り続けてきた自分を労わってあげてください。
好きな物だけ食べる、適当に仕事を終わらして家に帰ってきてゴロゴロする、なんでも構いません。
意識をして、できるだけゆっくり休むこと。
遠回りのように感じますが、実はあなたがまた元気になる1番の近道かもしれませんよ

 

それでもやっぱり走り続けていないと不安だ…、休めない…、という方へ。
自分を追い詰めるまで頑張らなくても、誰かに評価されなくても認められなくても、あなたという価値は変わりません。
どうか自力で頑張ろうとしないで、他力を取り入れてほしいなぁと思います。
誰かに話しを聴いてもらう、アドバイスをもらうなどをして、1人で背負っている荷物を降ろしませんか。
自立の段階といわれるデットゾーン(多くの人はここで燃え尽きを感じます)にいると、人に頼ったり甘えたりすることは負けるような感覚がして難しさを感じることは多いのですが、良かったら勇気を出してお話し聴かせてくださると幸いです。

 

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頑張れないときは頑張らなくて良いんです。
私たちは人だから、モチベーションが高い日もあれば低い日もあるし、誰にだって波はあるものです。

あなたがもっと楽に生きていけるように、応援していますね。

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