慢性的な孤独感があるあなたへ

いじめられてた、という過去の記憶

カウンセリングをする中で、「過去に学校でいじめられていたんです」という話しになることが多々あります。

 

いつも1人ぼっちだった…
みんなに無視されたり陰口を言われたりした…
休み時間は机の引き出しの中を掃除するふりをして一生懸命涙を堪えていた…

 

そんな話を聴く度に、私の方も目頭が熱くなってしまいます。
その子が、いじめられているあなたが、もし私の近くに居たとしたら…、
ギュッと抱きしめてあげたくなります。辛いよね、1人でよく頑張ってきたよね、って。
親にいじめられていることを告白したら、「怒られるのではないか」「がっかりさせてしまうのではないか」と考えて誰にも言わずに1人で抱えていたという人も多いのでははいでしょうか。
その大きな孤独感、果てしない終わりのない孤独に感じましたよね、きっと。

 

私自身も、過去に小学校の頃いじめられたことがあります。
両親には口が裂けても言えないと思っていました。
母親が周りの目や世間体をとても気にするタイプだったので、いじめられているなんて言ったらすごい騒動になるんじゃないかと思い、どうしても言えませんでした。
いじめられて、学校から帰る途中の通学路ではいつも涙が溢れました。
それでも、泣いたことがばれないように、目が赤く腫れないようにギリギリのところで踏ん張っていた記憶があります。
家にも学校にも居場所がない…という孤独感は、とても耐えがたいものでしたが、それでも親にだけはバレないように必死に取り繕っていたように思います。

 

大人になってからは「私をいじめてたあの子、とても教育に厳しい母親で鬱憤を晴らす場所がなくSOSを発信していたんだな…」と頭では理解していましたが、当時のいじめっ子が夢に繰り返し何度もでてきました。
夢の中では、私がやり返しているとか言いたいことを言っているとか、そんな夢です。

 

心理学では、「夢の登場人物は全部自分」という見方をします。
人物だけではなく、動物も物も全部、自分のマインドを映し出したもの。

 

ある時、ある心理学の講座でこの話しをして、夢の中に出てくるいじめっ子と向き合ってみるワークをしてもらいました。
少し間隔を置いた前方にいじめっ子がいると仮定して、自分が何を感じるのか。もし怒りが出てくるのなら、その子に言っても良い。あの時言えなかったことを言う…というワークでしたが、いじめっ子の前に立った時に「あれは自分かもしれない」という感覚に襲われたのです。

 

「夢の登場人物は全部自分」という見方が、腑に落ちるようか感覚でした。
夢の中で見ていたいじめっ子は、自分の中の封印した攻撃性を映しだしていたのです。
私は怒っていたのですね。攻撃を仕返したかったのかもしれません。
私の中にある攻撃性だと気付いてからは不思議といじめっ子の夢を見なくなりましたし、また、「怒りたいときは怒って良い」という許可が下りたような気がします。

 

***

 

話しは戻りますが、過去にいじめられたことが原因となって『私は嫌われる存在だ』と自分の定義付けをしてしまう方も少なくありません。
例えば、『太っていたからいじめられた』『ハッキリ物を言う人間だったからいじめられた』『おとなしく、いつもビクビクしていたから、からかわれていた』など、まるで自分が悪いからいじめられたんです。
自分が全部いけないんです、と『私が悪いから嫌われる』というセルフイメージをつくってしまって、大人になっても対人関係が上手くいかない…というパターンも多いように思います。
『私が悪いから嫌われる』という思い込みがあると、それを証明するような出来事を引き寄せてしまうことは大いにあるのですよ。

 

そんな時はカウンセリングで、いじめられていた頃の記憶に遡り、「本当にあなたが悪かったのか?」、一緒に考えてもらいます。
また、面談カウンセリングでは傷ついた頃の自分に会いに行くイメージワーク(心理療法の1つ)を使うこともありますし、実際に相手に対して言いたいことを言ってもらう体感型のワークを行うこともあります。

 

いじめられて、居場所がどこにもなくって、私はダメな奴。
そんな風に思わないでくださいね。
いじめられていたけれど、それを乗り越えた・また乗り越えようとしているアナタは本当に素晴らしい存在なのですよ。唯一無二の、素晴らしい存在。
私は心から応援しています。

いじめの経験で苦しんでいる人、もし良ければ野村のカウンセリングでお話しを聴かせてくださいね。

カウンセリングのご案内

野村香英のカウンセリングを受けるには?

カウンセリングをご希望の方や詳細については「カウンセリングメニュー」を、カウンセリングの最新の予約状況については「スケジュール」をご確認ください。