私は、物心がついた時から、とにかくとても敏感で怖がりでした。
何が怖かったかというと…
水が怖い。プールが怖い。
スピードのでる乗り物が怖い。
母親が怖い。
学校の先生が怖い。
と、いう具合に私の世界は怖いものだらけでした。
非常に敏感で内向的な子供でしたが、年齢を重ねていくと同時に自然に克服できたものも多々あります。
しかし、怖さの対象は次から次へと他のものへと移っていき、怖さを感じるメモリーだけはそのまま。
自分はなんて気の小さい小心者なんだろうと多々、自責の念に苛まれることもありました。
未来に対する怖れや不安を感じ、小さなことに動揺する。動揺すると何をすれば良いのかわからず、目の前のこともできなくなる。
未来に対する怖れや不安を感じ、小さなことに動揺する。動揺すると何をすれば良いのかわからず、目の前のこともできなくなる。
まさに怖れや不安に呑み込まれている状態です。この経験を幾度となく経験してきました。
しかし、それとは反対に周りの人から見た私の印象は『物怖じしない、度胸がある』。
そう、怖がりで小心者だからこそ、何かに立ち向かう時や腹をくくった時に膨大なエネルギーが出るので、そのエネルギーの大きさに人は驚くのではないだろうかと思っています。
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私が、心理学を通して1番驚いたこと。
それは、
『人は幸せになることに強い怖れをもっている』
ということです。
これは、【状況が変化することへの怖れ】です。
例えばマリッジブルー。
信頼できるパートナーを見つけ、結婚が決まり幸せの絶頂でいてもおかしくないはずなのに、「本当にこの人と結婚して良いんだろうか」「結婚して幸せになれる保証なんてない」など、たくさんの疑惑や抵抗が芽生えます。
他にも、夢が叶う前後、何か大きなことを達成する前後、何か気付きを得て考え方や生き方に良い変化が訪れる前後にも疑惑や不信感がでてくる場合があるようです。
状況が変化するということは、これから自分がどうなっていくかわからないのです。
どうなっていくかわからないということは、コントロールができない状況です。
どうなっていくかわからないということは、コントロールができない状況です。
そう、今までのようにコントロールできないことが怖いんです。
今までのやり方、コントロールを手放すことって、とっても難しいんですね。
いつも以上に、怖れが強いとき。
まずは『あぁ私(僕)は、階段(ステージ)を1歩上がりかけているんだな』と自覚することが大事です。
そして意識的に流れに身を任せていきましょう。コントロールしようと思えば思う程、流れに逆らうことになり辛くなってしまうことがありますので。
状況の変化に全てを委ねてみることを『サレンダーする』といいます。
サレンダーすること自体に怖さもでてくるのですが、コントロールしようとしてもサレンダーしようとしても、どっちみち怖いのです。
どうせ怖いのなら、サレンダーしてみましょう。
自ら川の流れを塞き止めるのではなく、ボートに乗って川下りです!すると、今まで見たことのない素晴らしい景色が目に入ってくるかもしれません。
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私の話しに戻りますが、怖いものが目の前に現れたとき、敢えてコントロールをせずサレンダーすることを意識的に選んでいます。
もう自分のコントロール下では、どうしようもできないから、です。
日常的に怖れがでてきても、1歩上のステージに上がりかけているなと自覚したときも、流れに身を任せる。
変に取り繕ったり、ごまかしたり、頑張ってコントロールするよりも、サレンダーする方が肩に力が入らず自然です。
以前のやり方を手放すって本当に難しいのですが、あなたは1人ではありません。私も常にチャレンジ中ですもし良ければお話しを聴かせてくださいね。
みなさまが、より自然にハートをオープンにして生きることができるように、応援していますね。
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