こんばんは。
心理カウンセラーの野村香英です。
前回ぶっちゃけた、
野村家のリアルな夫婦間の話、
結構な反響がありました。
面白いので、これからも
ぶっちゃけていこうと思います(笑)
Contents
鎧を装着したまま、男女は愛し合えない
「もう相手に傷つけられらくない！」
と思った時、
人はみんな鎧を装着します。
鎧を装着している分だけ、
人の愛情もハートに入ってきません。
特にパートナーシップ間では、
男女ともお互いに鎧を着ている人、
めちゃくちゃ多いのが事実。
ここ数年でカップルカウンセリングも増え、
たくさんのカップルとお逢いしていますが、
恋愛や夫婦間がうまくいっていない時は
確実に２人とも
鎧を装着しています。
「どうせ傷つけてくるんでしょ」
「どうせわかってくれないんでしょ」
という気持ちが大きい度合いだけ、
ガチガチの鎧を装着しています。
たいていのカップルは
鎧を着たまま対峙しているので、
更にうまくいかない沼にはまっていくんですよね。
悲しいことに。
「服を１枚脱ぐ」勇気のある行為
パートナーシップ間で
お互いが鎧を着てる時、
ケンカも増えます。
呆れることも増えます。
鎧同士でぶつかると
ダメージも強いので、何より疲れます。
うちの夫婦も前回の記事で、
かなりヤバい状態だったことを告白しましたが、
夫婦間がうまくいっていないとき、
たいてい私の方が
いつも服を１枚脱ぎます。
服を１枚脱ぐというのは、
《鎧を１つ取り外して、本当に感じている感情をシェアする》
という行為のことです。
心理学ではこの行為のことを
【感情のリスクを冒す】といいます。
※実際険悪なときに、リアルに目の前で服を脱ぎましょうということではありません(笑)気まずくなります(笑)
今回夫婦の危機の直面したとき、
私は言いました。
《私は今のままでは悲しすぎる！それはやっぱり、あなたのことが好きだから悲しくなるんし、私は女性として愛されていたい！あなたの前では可愛く在りたい》と。
いや、
実際には、
もっともっと
超絶恥ずかしいことを言っています(笑)
でも、夫のことが好きだからこそ、
悲しくなるし腹が立つし、こっちをちゃんと見てほしいし、愛し合いたいわけです。
なぜ「悲しいのか」ちゃんと掘り下げていくと、
それはやっぱり「愛するあなたにわかってほしいから」なのです。
その気持ちを伝えるのって、
かなーーり勇気が要るんですよね。
だってリスクがあるじゃないですか。
「はぁ何言ってんの？」って茶化されても傷つくし、無視されても傷つくし、本当のことを言うなんて恥ずかしいし怖いし、ちゃんと向き合ってもらえなかったら余計にみじめだし。
そのリスクを感じつつも、
自分から勇気を出して
自分から服を１枚脱ぎ(鎧を外し)、
本当の気持ちを相手に伝える。
感情のリスクを冒すと、
相手もガチガチの鎧を脱ぎはじめます。
野村家ではだいたいいつも、私が先に服を脱ぐ
うちの夫婦間では、
だいたいいつも、私が先に服を１枚脱ぎます。
それはなぜか。
大雑把に言うと、
私の方が女性性を感じられているから、でしょうか。
女性性は、
思考よりも感情や感覚と繋がります。
感情や感覚を言葉にするのは難しいですが、
ちゃんと感情と向き合うと
誰でもキャッチできるようになります。
ちなみに男性性の方が優位だと、
感情を感じること＝弱いこと
と無意識で定義している人も多く、
感情を抑圧して生きる傾向があります。
だから、
感情や感覚(自分の心の声)を
上手に感じられないし
言葉にできないんですよね。
うちの夫婦も、
私の方から服を１枚脱ぐという
感情のリスクを冒さないと、
彼から「話し合おう」なんてことは、滅多にありません。
【女性性とより繋がっている方がリードして服を脱ぐ】
これはとっても大事なことです。
こっちがリスクを冒して服を脱いだら、相手もすぐ服を脱ぐのか問題
感情のリスクを冒すというのは、
まぁ本当に勇気の要ることなんですが、
１つ大事な注意点。
こっちが服を脱いだからって、
相手もすぐ服を脱ぐもんだ
とは思わないでね。
ガチガチの鎧を脱ぐには、
それ相応の時間がかかる場合もあります！
うちの夫婦でいうと、
私が人生において
感情や感覚を大事にして生きているので、
夫婦に違和感があるとき、
いつもだいたい私から服を１枚脱いできました。
夫もそれに慣れているので、
今でこそ、こっちが服を脱げば夫も脱いでくれますが、
思い返すと最初はそうではなかったな。
たいてい、
どっちかが１枚服を脱いで
感情のリスクを冒すと、
相手は最初警戒します。
「今までと違う！」
というのに驚いたり、
どう反応したり対応するべきかわからなくて、
不安になって
悪い態度をとる人もいます。
けれど、たいてい、
どっちかが先に服を１枚脱ぐと、
後から遅れて
相手も服を脱ぎはじめます。
だから決して、
リスクを超えて出した勇気は
無駄にはなりません。
タイムラグはあっても、
恐る恐る相手も服を脱ぎはじめてくれます。
その時を待ちましょう。
私もせっかちな性格なので
「待つ」のが結構苦手だったのですが、
(子育てで鍛えられて随分待てるようになりましたが)
「待つ時間」は
自分軸に戻す時間です。
自分が喜ぶこと
自分が楽しいと思うこと
癒やされること
それらに注力して、
自分を楽しんでくださいね。
せっかくならパートナーシップは幸せにしたいよね
数ヶ月に及ぶ戦争が、
私が服を１枚脱いだことによって
彼も服を脱ぎはじめ、
今では裸状態です(どんなやねん)
裸状態というのは、
お互いの間に壁も隔たりもなく、
お互いを信頼しあっている
ベストな状態のことかな。
だから何してても楽しいし、
夫と一緒にいるだけでハッピーです♡
どんなカップルでも夫婦でも
パートナーシップは大事です。
なぜならパートナーシップは
【心の基盤】になるから。
どれだけしんどいことがあっても
仕事が例え苦しくても
外で何かトラブルがあったとしても、
パートナーシップが
しっかりしていれば
それが心の基盤となって
自分を支えてくれます。
あるクライアントさんのお話ですが、
コロナが流行り始めたころ、
仕事が急激になくなってしまったそうです。
焦りや不安を感じて
夜も眠れない状態のときに、
付き合っている彼が
【もし仕事がダメになっても、僕がいるから何とかなるよ】
と励ましてくれたそうです。
【例え仕事やお金がなくなっても、私には彼がいる】
その気持ちが心の支えになって、
彼女は不安や焦りの沼から脱出できました。
※ちなみに今は仕事もうまく回りだして、
彼とも大きな信頼関係ができ、
次のキャリアの相談でカウンセリングに来てくれています(*^^*)
人生って１回しかありません。
だからこそ、
この短い人生、
パートナーシップも楽しくて
幸せなものにしましょう。
【心の基盤】があれば、
勇気も湧きやすいし、
挑戦もできるようになります。
カップルカウンセリングも随時受付けています♡
(お値段は1人でも2人でも変わりません)
もちろんカップルじゃなくても、
どちらか一方だけでも
パートナーシップについて取り組んでみる価値はあります。
心地よいパートナーシップをつくりましょう。
それはあなたにも必ずできますよ。
いつも応援していますね。
心理カウンセラー
野村香英
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