自分を大切にする心理学

落ち込むことは悪いことではない。大切なのは立ち直るのにかかる時間。

こんばんは、野村香英です。

「ネガティブですぐに落ち込む」
「すぐに落ち込んだり傷つく私をどうにかしたい」

そうご相談されることって、とっても多いのですが、
落ち込むことって実は悪いことではないんですよね。

大事なのは、
落ち込むことを失くそうとするよりも、
起き上がる時間や立ち直りを早くすることです。

落ち込むことは悪いことではない理由。

どーしても落ち込んでしまうこと、ありますよね。

特に春って気候の変化だったり環境の変化だったりで、
「別に特段無理はしていないんだけど落ち込みやすくなる」そんな季節でもあります。

そして女性は生理がありますよね。
ホルモンバランスが周期的に変化するので、
それによって「落ち込み」はどうやっても発生するものです。

他人に何か言われたり、
他人の行動が気になったりして、
落ち込んでしまうこともありますよね。

自分のコンディションが悪い時だと、人の言葉や行動に囚われてしまって傷ついたり落ち込んだりすることも、みんなあることです。
至って普通です!

「落ち込み」というのは、自分の人生を生きていると、普通に起こること。
自分の人生をチャレンジしていると、普通に起こること。
そして向上心があるからこそ、起こること。

自分の人生を諦めたり、がっつり誰かに依存していたり、自分の足で歩いていない状態だと「落ち込みすら起こらない」そう唱える心理学者もいます。

すぐに落ち込んでしまう、傷ついてしまう、それは悪いことではありませんよ。

すぐ落ち込んでしまうくらい、
すぐ傷ついてしまうくらい、
あなたはもしかすると、自分の人生に責任をもって生きようとしているのかもしれません。

自分の足で歩き、自分の人生をチャレンジしているのかもしれません。

私もカウンセリングで沢山の人と逢ってきましたが、
「落ち込みやすいんです」という人ほど、本当はすごい魅力や才能があったりします。
優しさだったり、受容力だったり、感覚や感性が優れていたり、人を観る力だったり、本当はユニークだったり、人から愛される才能だったり。

ただ、その魅力や才能を潜在的に押し込めたままで、「落ち込みやすい自分」にばかりフォーカスしている人も多いのが実際。
とっても勿体ないんですよね。
本当はすごい魅力や才能があるんですよ。

「落ち込みやすい」ことは決して悪いことではありません。

問題は本質は、
落ち込んだり傷つくことではなくて
その心の裏にある自己いじめや自己攻撃なのです。

問題の本質は落ち込みの裏にある自分いじめ、自己攻撃

何回も言いますが、「落ち込みやすい」ことは悪いことではありませんし、問題ではないと私は思っています。

事実、私も自称豆腐メンタルです(笑)
繊細で敏感なので、落ち込むことも傷つくことも普通にあります。

けれど、私が私の好きなところは、
「とにかく立ち直りが早い」ところでしょうか。

なぜ起き上がる時間が早いかというと、
そこに自分いじめや自己攻撃がないから。

 

落ち込みやすい多くの人のパターンとして、
落ち込んだら必ず自分いじめや自己攻撃を発生させます。

まるで落ち込みと自分いじめがセット商品になっている感じです。

例えば、好きな人からLINEの返事がなかなか返ってこない。
ちょうど仕事も何となくうまくいってなくて、コンディションが悪い状態だったとします。すると落ち込みが発生します。

「はぁ〜なんか悲しくなるな。ブルーになるな‥、調子悪いな‥」

そう感じるまでは良いのですが、
問題はここから。

「いつもこんな小さなことで落ち込んで、自分ってなんて弱いんだ」
「弱い自分なんて大嫌いだ」
「こんな私はどうせ彼からも嫌われるに決まってる」
「こんな私はどうせ仕事でもその内また失敗したり怒られる」
「こんな私だからダメなんだ」

こんな言葉があなたの頭の中をグルグルしていませんか?

ネガティブや落ち込みが悪いんじゃないんですよ。

問題の本質は、落ち込みの裏にある「自己いじめ」「自己攻撃」。

これらを私はディスエンパワーメントと言うことがありますが、自分で自分のパワーを奪ってしまう行為なのです。

自分のパワーを奪い続けると、自分を信じることが難しくなります。
自分が嫌いになって、自分嫌いを証明する出来事を増やします。
自分の価値を他人の良い評価で埋めようと、頑張りすぎてしまいます。

 

そして、自己いじめや自己攻撃は、落ち込みの沼の中にどんどん引きずり込んでいきます。
すると一度落ち込んだら、立ち直るのにとっても時間がかかります。
自分を立て直すのにすごいエネルギーが要るのです。

すごいエネルギーを使って自分を立て直したとしても、また落ち込んだら膨大なエネルギーな必要になるので、その内沼の中から出れくなってしまうことも。
結果、燃え尽きやすくなったり、引きこもりたくなったり、人と会いたくなくなったりするのです。

落ち込んでも傷ついても、大事なのは立ち直るのにかかる時間。

落ち込んでも傷ついても、大丈夫。
それは弱いことでも何でもありません。
自分の人生を生きていれば、誰にだって普通にあることだから。

大事なのは、
できるだけ早く立ち直ったり、起き上がったりすること。

 

私も先程、「自分の好きなところは立ち直りが早いところだ」と言いましたが、その昔の私は一度落ち込むと何日も何週間も引きずるタイプでした。

そのことが頭から離れないというか。

よく「寝たら忘れる」って言う人がいますが(これ私の夫)、例え寝たとしても起きた瞬間に思い出す。だから起きたとき心臓がバクバクしたり。

なぜそうなっていたかと言うと、
やはり「落ち込みと自己いじめがセットだった」から。

自己いじめをずっと繰り返し続け、自分に対してディスエンパワーを行いパワーを奪い続け、沼の中に自分を閉じ込める。
だからうまくいかないことの方が多かったし、他人ばかりが輝いて見えていました。
生き辛さを感じることも、とても多かった。

でも、ここからどうやって「立ち直り」がとっても早くなったかというと、
「自己いじめ」「自己攻撃」を選ぶ自分をやめて、
「自分を愛すること」「自分を大切にすること」にコミットし始めたからです。

でも、ルーティン化している自己いじめをやめようと思っても、癖になっていてなかなか止められなくて当然ですよね。
逆に「自己いじめをやめよう!」「考えないようにしよう!」となかったことにしたり、無理に抑圧してしまうのは逆効果で、いつかは大きく爆発してしまう時限爆弾を抱えるようなものです。

 

じゃぁ自分を愛することや自分を大切にすることってどういうことかというと、

他人よりも自分の声に耳を傾けてあげること。

自分の今までの頑張りや生きてきた道を認めてあげること。

自分の感情を否定せず、自分を労り、自分に共感し理解してあげる。

自分を一番の友達のように扱ってあげること。

例え落ち込んでも、「そうだよね〜落ち込むよね、悲しいよね」って自分に寄り添うこと。

 

それができるようになると、
本当に立ち直りが早くなります。

「自分がいつも自分の味方」

そんな感覚があると、落ち込んでも沼に引きずりこまれず、自分の足で自分軸で立てるようになります。

頭で考えていたら、「それ、簡単なようで難しそう」って思いますよね。
頭ではなく感覚で理解し「自分を愛する」ことが大事なのですが、この辺がカウンセリングで扱う領域です。

是非お気軽にお話を聴かせてほしいと思いますが、

誰しもが自己いじめや自己攻撃から卒業する力を持っています。
自分を幸せにする力を持っています。
魅力や才能を箱から出すことだってできるのです。

そのパワーを引き出していきましょうね。

強くならなくていい。そのままでいい。だけどハートは自分で守れる人になる。

落ち込みやすいから、傷つきやすいから、強くならないといけない。
と思っている人は意外と多いものです。

私は、強くなる必要はないと思っています。

強くなろうとして、鎧を着たり武装したりして、他人が近寄れないような人になる人もいれば、才能であるとても素晴らしい感性や感覚に蓋をして鈍感な人を演じてしまう人もいます。

強くなるよりも、

落ち込んでも傷ついても
どんな時も自分の味方でいてあげること

そっちの方が重要だと思います。

自分のハートって他人から壊されるものではありません。
自分のハートを傷つけたり粉々にしてしまうのも、また自分なのです。

自分のハートを大切にできるようになると、
本当に世界が変わっていきます。

心の在り方が自分の世界をつくる、と言っても過言ではないから。

良かったら私と一緒に、
落ち込んでも早く立ち直る私をつくっていきましょうね。

いつも応援しています。

 

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