男女関係の心理

失恋してからも強く執着してしまうとき①〜手放すことを頑張らない〜

こんばんは、野村香英です。

私も色々恋はしてきましたが、
失恋ほど胸が痛く苦しくなったことって
なかったかもしれません。

どこかで生きてると思ったら
またどこかでいつか会えるのではないかと思ったら
とても切ない想いになったことありませんか?

似ている人を探したり。
思い出の物が捨てられなかったり。

執着だとわかっていても
いつも考えてしまう、想ってしまう。

そんな失恋からの立ち直りについて、

感情の動きとともに
大切なことをレクチャーしたいと思います。

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失恋をするとどうにか立ち直ろうと
心の本を読んだり復縁について考えたりする人多いですよね。

で、そんな本に必ずといっていいほど書かれているのが

『執着は手放すこと』

執着とは、
彼じゃなきゃいや!彼以外考えられない!

という状態のことです。

色んな失恋のコラムやサイトを読んで

「執着はだめってわかっているけど
どうやっても忘れることができない‥」

と自分を責めてしまう人もいます。

でも感情の動きとして一番大事なのは、

執着する自分に逆らわないこと。

だと私は感じています。

悲しみや喪失のプロセスの中で
最初から執着を手放すって
すっごい高度で自分の感情を無視しなきゃ
難しいものでもあるんですよね。

だから大切なことは、

執着しちゃっている自分を認めること。
まだ彼のことを忘れられないし
愛している自分を認めること。

ただただそれだけで、

無理に手放そう!!執着をやめよう!!
って前を無理矢理向かなくても大丈夫です。

だってそれだけ好きだったんだから。
それだけ愛していたのだから。

最初の数ヶ月で手放すことができないのは
至って普通で当たり前のことです。

まずは執着している自分を
だめだだめだと責めないこと。

愛ってそんな簡単に消えるものでもないから。

大好きだった、
彼以外考えられなかった、
傷付けあったけど幸せなこともあった、

そういう想いがあると、
執着してしまいますよね。。。
(私もめっちゃ経験あるので汗)

で、本題ですが、
執着を手放すのはプロセスをみると
もう少し後でも良いと思います。

悲しみや喪失のプロセスにいるとき、
多くの人は最初に『否認』の状態に入ります。

否認とは、別れたことを直視できないような状態です。
「また突然連絡がくるんじゃないか」と期待したり、
どこかで再会してやり直すことができるんじゃないかと想像したり。

大きな悲しみという感情と
未だ向き合えない状態です。

その次に『怒り』の状態です。

この怒りは自分に向けての怒りもあれば、
他人や元パートナーに向けての怒りもあります。

まだこの時点でも感情とは向き合えていない状態ですが、
(怒りは本当の感情ではないので)
怒りを感じるのは執着を手放すプロセス上、
とっっっても大事なもの。特に相手に感じる怒りは。

「突然振るなんて卑怯だ!」
「こんなに私は傷ついているのはあいつのせいだ!」

なんでも構いませんが、
怒りを感じることで相手や思い出を美化することなく
客観的に俯瞰できるようにもなります。

私たちの記憶は日々塗り替えられるらしいのですが、
思い出や大好きだった相手って
とっても美化されやすいんですね。

しかし、
怒りを感じることで
「美化」という壁が壊される
のです。

このプロセスを抜かして
「執着を手放そう!」としても
また元に戻ってしまう可能性があります。

だから、否認の状態でも怒りの状態でも

無理矢理前に進もうとするのではなく、
そのとき感じていることをそのまま感じることが大事
です。

この続きのプロセスは
明日の『失恋してからも強く執着してしまうとき①〜悲しみを解放する〜』に続きます。

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