中絶からの心の回復

あなたの命を愛しむ

今日、今年に入って初めてセミの声を聴きました。
すっかり夏になったなぁとしみじみしたのですが、私は幼い頃、大のセミ好き少女でした(笑)
夏休みの自由研究でセミが羽化する瞬間をカメラで撮りまくっていた、懐かしき日々…。
気が狂ったかのようにセミに没頭していました…(笑)

なので今でも、セミの鳴き声だけで、どの種類のセミか直ぐ判ります。
果たしてこの特技(?)がどう役に立つかわかりませんが、いつか子どもが産まれたらセミの種類を教えてあげようと思います。

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先日、テレビで森三中の大島美幸さんの出産シーンが流れていました。
何だかとても感動し、自然と涙が溢れてきました。

新しい命が産まれるときのパワーって素晴らしいなと感じました。

しかし、この出産シーンは賛否両論があったみたいですね。
どんなことにも賛否両論はあると思います。
裏を返せば、それだけ沢山の人にインスピレーションと影響を与えた、という事だと私は思います。

女性にとって、子どもを産むか産まないかは大きな選択肢ですよね。
ただ、なんらかの事情があって「赤ちゃんがやってきたけど産まないことを選択した」場合もあります。
「なんらかの事情で中絶してしまった」ということは、決して珍しいことではありません。
私のカウンセリングでもよくお伺いします。

多くの女性は、中絶したことに対して「とても大きな罪悪感」を抱いている方が多いように思います。
その罪悪感を使って、自暴自棄になったり自己破壊的になって体調を崩してしまったり。
「私はとても悪いことをしたのだから、幸せにはなれない、なってはいけない」と、いつの間にか心に決めてしまったり。

また全然なんとも思っていない、と感じていても、かなり時間が経ってから辛い気持ちを感じられる方もいらっしゃいます。

私は、良いか悪いかそんな判断ではなくて、「その大きな罪悪感を、よく1人で抱えてこられましたね」と感じます。

友人にも、今付き合っている彼や夫にも、両親にも誰にも言えず1人で踏ん張ってきた。
あの時と同じ季節が巡ってくると辛くて堪らない。等々…
そんなあなたを決して責めるような事はできません。
むしろ、言い辛い事を勇気を持ってSOSを出してくださることに胸が熱くなります。

ただ。

もしその赤ちゃんが、あなたのお腹に宿った理由があるとすれば何だと思いますか?
何か伝えたいことが、あなたにあったとしたら何でしょうか?

「これを機にもっと自分を大事にしてほしい」
「身体を大事にしてほしい」
「自分の人生を生きて欲しい」
何でも構いません。

あの子が、あなたに身を持って知ってほしかった事があるとすれば、それは何だと思いますか?
1度考えてみてくださいね。

どうか1人で悩まないでSOSを出してくだされば幸いです。
あなたの笑顔が取り戻せますように。

そして大きな罪悪感を手放し、あなたという命を愛しむことができる日がきますように
応援していますね。

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