自分を大切にする心理学

自信がない。からの脱却法~その1~

『自分に自信がないので、次の一歩が踏み出せない』
『自信がないから、彼に告白することができない』
『やりたいことはいっぱいあるけど、自信がないから手をつけられない』

 

カウンセリングで、このようなお話はよく伺います。

 

では、どうやったら自信がつくのか?
どうやったら胸を張って前に進めるのか?

 

今日は視点を少し変えて、私なりの自信の付け方をお伝えしようと思います。

 

***

こんにちは、野村香英です。

あなたは心底自信たっぷりの人を見たことがありますか?

 

はっきり言って、私はあんまり見たことがありません。

 

『自信はあまりないけれど、その姿を見せると周りが困惑するから敢えて見せない』
『自信あるように振る舞っているけど、内心は不安もある』

 

この様な人は大勢見ます。
自信があるように虚勢を張っている人もいれば、自信のなさを他人に悟られないようにコツコツと頑張る人。
色んなタイプの方がいますが、心底自信に満ち溢れている!という人は珍しいのかもしれません。

 

特に日本人はそうです。
謙虚が美徳とされている風習があるので、『自信満々』といった態度は傲慢さを感じさせ、あまり好まれないのかもしれません。
ですので、『自信をもつ』ということ自体が恥ずかしいことである、と無意識的に思ってしまう人もしばしばいるような気がします。

 

しかし、冒頭でも書いたように、
『自信があったら○○するのに』『自信がないから次に踏み出せない』。
ここで立ち止まってしまい、後にも先にも進めずに悩んでしまう人へ。

 

『自信』という字は、『自分を信頼する』と書きますよね。
そう、どれだけ自分のことを信じてあげられているかです。
言い換えれば、どれだけ自分のことを好きか、に繋がります。
自分のことが好きであれば、自然と『信じてあげたい』と思いますから。

 

自分のことを好きかどうかは、どれだけ『自己受容』できているかがポイントです。
自己受容は自己愛に繋がりますので

 

うまくいかないとき、何か失敗したとき、もう前になんて進めない何もできないと思ったとき、どれだけ自分のことを受け入れてあげられますか?
「今は疲れているもんね、ゆっくり休もう」
「私が誰よりも、自分が頑張ってきたことを知っている」
こんな言葉を自分にかけられていたら良いのですが、私たちはしばしば自分を強く責め受け入れません。

 

まるで心の中に自分を裁く怖い裁判官がいて、
「ほらみろ!お前なんて最悪の人間だ、だから失敗した」
「疲れているなんて甘えるな!周りはもっと頑張っている!」
と、自己受容どころか自己攻撃に走ります。
そうすると、どんどん自分のことが嫌いになる。何もできない人間だ、なんて本気で思うようになる。

こんな状態だと、自信なんてつかなくて当然ですよね。

***

 

まずは。
どんな状態でも自分を受け入れられるようになりましょう。
自分と1番の友達の契約を結びましょう。
友達に対して、死ねだのカスだの最悪だなど、そんな言葉は普通使いませんよね。
自分が友達だったら何て声をかけてあげるかな、何て励ましてあげるかな、そんな風に考えてみてくださいね。
自分に対して、1番の友達であり理解者になってあげましょう

 

すると、自己攻撃は収束していきます。
その代わり、『自己受容』ができるようになります。
自分を受け入れることができると、少しずつ自分のことを認められるようになるし、信じてあげたいという気持ちが芽生えてきますよ。

 

次に。
それでも自信がつかない!!と嘆く方へ。

明日の記事『自信がない。からの脱却法~その2~』に続きます。

明日をお楽しみに。

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