こんばんは！
心理カウンセラーの野村香英です。
「良い人を頑張れば頑張るほど報われない」
そう聞いたことはありますか？
「良い人」を演じてしまう
「良い人」であろうと頑張ってしまう
そんなあなたへ、
今日はもう一度自分の軸に戻るための大切なことを。
Contents
良い人やっても全然報われない問題について
その昔、
私も「良い人」を頑張っていた時期がありました。
今でこそ全然そう思いませんが(本当に1ミリも思いません笑)
カウンセリングの現場でも
たくさんのクライアントさんから
お話を聞きますが、
「良い人」を頑張っている人ほど
同時に生きづらさを抱えているなと感じてます。
仕事ではよく気がつく私を頑張る
評価される私を頑張る
いつも明るくしている私を頑張る
恋愛でも前向きな私を彼にみせようと頑張る
(やればやるほど、でかい反動がくるのですが)
飲み会の場所でも
みんなに「良い人」を思われるように振る舞う
苦手な人や嫌いな人にも
とても愛想良く振る舞う
そのような経験はあなたにはないでしょうか？
なぜ「良い人」を頑張ってしまうのかというと、
「嫌われる」のが怖いからです。
そして「良い人」って思われて
良い評価を他人から得たいからです。
「良い人」を頑張った結果、
確かに嫌われることはあまりないかもしれません。
(いや、正確には良い人やってても嫌われることもありますが)
良い好印象や評価を得ることができるかもしれません。
「嫌われない」
「良い評価をもらえる」
という切なる願いは確かに叶うと思いますが、
同時に「自分には嫌われる」という大きなリスクが潜んでいるのです。
「自分に嫌われる」
「自分のことを嫌いになる」
良い人を頑張ってしまっている人は
これこそが実は最大の落とし穴で、
その穴から抜け出せなくなってしまっている人も多いのではと感じます。
自分に嫌われてしまうこと、それほど悲しいことはない
良い人を頑張っていることで
確かに人からは嫌われないかもしれません。
良い評価を得られることもあるかもしれません。
けれどけれど、良い人を頑張っている人はしんどい無限ループです(これが地獄なんですよ‥)
「良い人を演じている自分」を
褒められたり評価されたりしても受け取れません。
だから
「もっと頑張らなきゃ」
「この期待を裏切らないようにしなければ」
と感じるようになり、もっともっと良い人を頑張ってしまいます。
その上、
人の評価というのは砂のようなもので
風が吹けばすぐに吹き飛ばされてしまいます。
「評価してもらった」
たったその一瞬は嬉しいものかもしれませんが、
更に評価してもらおうと砂の城を作ろうとします。
更に更に良い人を頑張って
しまいに疲れて燃え尽きる(バーンアウトです)。
簡単に砂の城は崩れてしまいます。
この地獄のような無限ループにいるとき、
たいていの人は「自己嫌悪」で頭を抱えてしまいます。
そう、自分のことが好きになれないし
自分にも嫌われているような
そんな感覚です。
クライアントさんから
「良い人を頑張っている私、好きなんです〜！」
という話は今まで聞いたことありません。
逆に
「いつもしんどくて‥」「生きづらくて‥」
「自分を好きになれなくて、どうしても嫌いで」
という話はたくさんたくさん聞いてきました。
なぜなら良い人を頑張ることで
自分を裏切り続けているから、なんですよね〜。
本当は「この人苦手だから距離を置きたい」って
心は感じているのに、良い人を頑張って最大限に愛想良く振る舞う。
もう頑張りたくないよーって心は感じているのに、
その声を無視して良い人を演じる。
「もう評価とか疲れたよ」と心は感じているのに、
その声は無視して砂をかき集めようとする。
そうやって自分を裏切り続けていると、
そりゃ自分に好かれることはないでしょう。
自分のことを好きにもなれません。
このような自分自身と分離してしまっている状態を
私は「自分と繋がれていない状態」と言っていますが、
自分としっかり繋がれていない状態だと
まず好きなものがわからなくなります。
何をしたいか、どう過ごしたいのかわからない。
他人や世間体が一番大事になって
自分が何を望んでいるのかわからない。
楽しいってなんだっけ？
何に自分は喜ぶんだっけ？幸せってなんだっけ？状態になります。
自分を愛せていない分だけ
他人に振り回されることも起こります。
他人に良いように扱われることも普通に起こります。
もちろん自分を信じることも難しいし、
自分にはパワーがないと大きな誤解をしてしまいます。
自分の夢や願望を叶えることも難しくなるでしょう(本当は思っているほど難しくないのに)。
これだとせっかくの人生、
生きづらいままで生きていくことになってしまいます。
自分を裏切り続けるということが、
実は生きづらさに繋がっているのです。
自分にかけた「呪い」は解くことができる
嫌われることを恐れてしまう
人に悪い評価をされることを恐れしまう
その原因や要因は様々です。
親や兄弟との関係性が影響している場合や
幼少期の頃の体験が影響していたり
いじめや失恋などが影響していることもあります。
どのような原因であれ、
自分に「私はダメなもの」という呪いにかけている人が大半です。
「呪い」なので、
「私はダメ」と心の深いところで否定したり
自分を責めたり、自己攻撃しては
他人に呪いを解いてもらうために
「良い人」を頑張ってしまうのです。
けれど朗報です！
自分にかけた呪いは自分で解くことができます。
実際にカウンセリングでも
自分にかけた呪いを解いて
本来の自分を取り戻し
良い子ちゃんや良い人をやめて
自分を一番大切にするプロセスを歩んでいく人をたくさん見てきました。
他人がどうこうよりも
自分の気持ちや自分の心を大切にすることを
頭や思考ではなくて
「感覚」でできるように促すのが私のカウンセリングの特徴ですが、
自分を一番大切にするプロセスを歩んでいくと
自分の夢や願望が自然に叶ったり
「私を大切にしてくれる人」が増えたり
良いことの好循環で感謝がたくさんたくさん増えます。
自分をすり減らして良い人を頑張りたいか、
はたまた自分を大切にして素敵な世界を生きるのか、
それはあなたの選択次第でもあります。
けれど「自分にかけた呪い」は
少し時間がかかる場合もありますが
どの人にも解くパワーがあることを私は知っています。
自分と繋がろう。まずはそこからスタート。
心の中のあなたは
いつもあなたに認められたくて、
あなたにこっちを見てほしいと思っています。
他の誰それではなくて、
「私の声を聴いてほしい！」と願っています。
けれどそれを無視し続けて
良い人を頑張ることによって他人を優先してばかりいると、
心の中の自分は
更に自信を失ったり
寂しい思いをしてしまっています。
心の中の自分が元気であればあるほど、
不思議と自分自身にもエネルギーが湧いてくるのですが、
あなたが大切にすべき人は
周りや他人の誰それではなく
「まずは自分」です。
シャンパンタワーが良い例ですが
自分が満たされた気持ちになってると
その気持ちが周りに派生していきます。
あなた自身は幸せを感じられないと
大切な人を幸せにすることも難しいでしょう。
自分の心の声を聴いて
しっかり自分と手を繋げている人は
自分の軸をもって人生を航海していけます。
だからこそ、
「自分と手をつないで繋がる」こと。
もっと自分の心に興味や関心をもってあげること。
そこから本当の人生がリスタートしていきます！
少しでもお役に立てると幸いです。
いつも応援していますね。
心理カウンセラー
野村香英
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