こんばんは、野村香英です。
初めてカウンセリングに来て下さる多くのお客さまは、
精神的に『自立』している人が多く、
燃え尽きたり疲れきったり、
デットゾーンを感じて
最終的にSOSを出してくださるのですが、
そんな人は「休む」「頼る」「委ねる」ことが
テーマになってきます。
しかし、反対に
精神的に『依存』のステージにいる人は
「コツコツと頑張る」ことが
現状を打破する突破口になるのです。
そもそも、
自分が『自立』のステージにいるのか、
『依存』のステージにいるのか、
見分け方が難しいですよね。
大まかに言うと、
自立のステージにいる人は
何でも1人でやろうとします。
人に頼ったり甘えたりすることを苦手とし、
孤独感を感じることも。
いつも1人で頑張ってしまう傾向があります。
依存のステージにいる人は
人と何かをしないと不安で、
さみしさを誰かに何とかしてもらいたいと思いがち。
自分1人では何もできない、という自信の無さがあり、
1人で頑張ることを苦手とする傾向があります。
自立が良いとか依存が悪いとか、
そういう事ではありません。
ただ、自分がいるステージ次第では
『コツコツと頑張ること』
が必要になってくるのです。
***
最近の心理学や自己啓発の流行りは、
『頑張るよりも楽に生きよう』
『頑張ることをやめよう』
という傾向があるのですが、
それは
自立のステージにいる人にはピッタリです。
私もカウンセリングの際に、
「頑張ることをやめて、自分を取り戻しましょう」
とお伝えすることも多々あります。
しかし、
依存のステージにいる人は
『敢えてコツコツと頑張る』
『地に足をつけて1つのことをやり遂げる』
必要があります。
依存のステージにいる人は、
自分の力を信じることに困難を感じます。
『自信のなさ』がいつもあって、
1人では何もできないと思い込んでいるんです。
その自信の無さを脱却するには、
まずは
『何かを頑張ってみる』のが1番の近道!
頑張って成し遂げて、
『私でも出来るんだ!』
という成功体験を積むことが大切。
そんな大それたことではなく、
小さなことでも良いんです。
小さな目標を作って、日々クリアしていくこと。
朝7時に毎日起きる、とか
一ヵ月は遅刻せずに仕事に行く、とか
生活の中で小さなことを頑張ってみてください。
***
『何かを楽しむ』にも
最初は努力や頑張りが必要です。
だって、将棋や囲碁、チェスや麻雀も
ルールが判っていないと面白くありません。
頑張ってルールを覚えて、勝ち方を覚えて、
ようやく『楽しい!』って感じるもの。
楽しむにも、楽に生きるにも、
まずは『頑張ること』が必要な時はあるのです。
もし、自分が『依存』のステージにいるなと
感じるあなたは是非!
今日から何か目標達成していきましょうね。
きっとそれが、
あなたの自信と生きやすさに繋がりますから。
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