こんばんは、野村香英です。
離婚や別れの原因の1つに
「そもそも価値観が合わなかった。」
ということがありますよね。
価値観のすり合わせ、どちらかへの譲歩、
どちらかが我慢、これを繰り返していると、パートナーシップも疲れますよね。
では価値観が違う2人がうまくやっていくには
どうすれば良いのでしょうか?
Contents
男と女は違う星からやってきた、それくらい違う
「価値観が違いすぎるから別れた方が楽なのかな」
「あまりに価値観が違って一緒にいるのもしんどい」
このようなこと、カップルカウンセリングでよくお伺いする案件です。
去年あたりからカップルカウンセリングが増えているのですが、
コロナの影響もあるような気がします。
必然的にパートナーと一緒にいる時間が長くなると、
価値観の違いが顕著になって、相手の嫌なところが見えやすいですもんね。
そもそもの話ですが、
「男と女は違う星からやってきた」
と言われるくらい、
考え方や行動の仕方が違うことはご存知でしょうか?
例えばですけど、何か悩みごとがあった時、
女性は誰かに話すことにより心を整理する人が多い。
一方男性は一人になって籠もることを選びます。
「誰かに話す」ことはイコール「弱みをみせること」と思い込んでいる場合が多いので、一人になりたがるんですよね。
他にも男女の思考の違いを上げると山ほどあります。
そもそもが全く違う生き物なのです。
最初から価値観は違うもの?違うからこそ愛せるということ
さて、男と女の思考がどれくらい違うか、
少しだけお分かりいただけたかなと思うのですが、
価値観が違う二人だからこそ惹かれ合う
そう私は思います。
自分にないものを持っている相手に人は惹かれすいんですよね。
自分がもっているものや自分と似たような魅力をもっている人に対しては、最初から目線がいかないんです。
「違う」からこそ知ってみたい!
という欲求や好奇心がでてくるものです。
価値観が違うことを悩んでいるカップルも、
最初はその「違い」が良かったから付き合った
なんて話もよく聴きます。
最初は「違い」も楽しめていたり、愛せていたり、
大目に許したりできていたのに、
どんどん許せなくなってきたり面白くなくなっていくんですよね。
ちなみに、私自身も夫と付き合ってから13年くらい経ってますが、
はっきり言って全然価値観が違います(笑)
お金の使いかたも、趣味も、リラックスの方法も、好きな音楽も全部違う!
最初に出会った頃は
その違いが新鮮で面白かったのに、
長く一緒にいると「面白くないわ!」と思うこともあります。
だから今までめちゃくちゃぶつかることもあったし、
相手がくれたプレゼントに「なんやこれ」って思ったこともありました(爆)
でも、振り返れば、
違うからこそ私が救われてきた部分って多いんです。
昔の私は、一度考え込むと負の沼にハマり続ける人でした。
そんな時に夫が、
とりあえず美味しいもの食べにいけばいいよ、なんて言って、どーでも良い話ばっかりしてくれたおかげで元気がでたこともあったし、
一緒になって悩みや問題のドツボにハマることって一度もありませんでした。
もし同じようなタイプだったら、
きっと答えのでない悩みばかり考えて、
お互いもっとしんどくなっていたと思うのです。
価値観が違うからこそ、
意外な方向から救われたり助けられたりする
ってよくあることだと思います。
あなたも価値観が違う相手に
救われたり助けられたりしたこと、ないでしょうか?
価値観の違うカップルカウンセリングの実際
価値観が違うパートナー同士のカップルカウンセリングですが、
私の臨床経験上、
「競争」が影に潜んでいるなと感じることが多いです。
「私の方が正しいでしょ!」
「俺には俺のやり方がある!」
って具合に、どっちが「正しいか」綱引きをしている状態です。
そしてその意識の裏には、
「どっちが勝つか負けるか」を競っていて、
大抵は勝ち続ける方と負け続ける方に別れます。
しかし、勝ち続けるのもまた地獄。
勝ち続けると、次も勝とうという意識は浮かびあがります。
だから次も相手を言い負かしたり、コントロールしようとしたりして、これまたしんどい。
相手に対して罪悪感をもったり、いつか振られる恐怖みたいなものが湧くこともあります。
負け続けるのもまた地獄です。
負け続けた方は、ストレスの発散方法にアンダーグラウンドな問題を作ってしまうことがあります。
例えば、浮気とかお金の問題とか、依存症的な問題とか。
アンダーグラウンドな問題を作ることで、無意識で「仕返し」をして相手に勝とうとする。
勝ち負けの競争の中にいると、
お互いがしんどい状況になります。
カップルカウンセリングでは、
どちらが「正しいか」「間違っているか」のジャッジはしません。
「別れたほうがいい」「続けたほうがいい」のジャッジもありません。
どの道を選んだとしても、
まずは競争の土台から二人とも降りる。
そのために色々な提案や宿題を出すことがあります。
カウンセリング中に、私がお互いの気持ちを通訳して伝えることもあります。
競争から生まれるものは、不満だけ。
「私たちはどこかで競争していないかな?」と一度考えてみてくださいね。
競争や勝ち負けよりも、「チーム」になる。
もし、価値観の違う二人が競争の土台降りて、
「この人とこのまま関係を続けたい。」と思うのであれば、
競争相手ではなく
「チーム」になることが求められています。
私も夫や子どもたちとよく話すのですが、
「うちの家族はチームだから、誰が一番とか正しいとかはないよ」
「誰かが困ったときはチームの人が手をかすんだよ」
と言っています。
チームになると、乗り越えられることが増えます。
孤独だ、一人だ、と思うこともなくなります。
価値観が違うからこそ、
ないところを補え合えるチームになれるのです。
一度、自分の心に聴いてみてくださいね。
「私たちは競争相手になりたいのか?それともチームになりたいのか?」と。
もしよければ、お気軽にお話を聴かせてくださいね。
価値観の違う二人が
苦しい競争の土台から降りれるようサポートできれば幸いです。
いつも応援していますね。
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